2003/11/17 出題分
(1)水位が地表面上にある Case 1 の場合、A点の応力を求めてみる。
鉛直全応力は、水も含めて各層厚と単位体積重量の積の総和となる。![]()
水圧は、求める点の水深で決まる。すなわち、![]()
したがって鉛直有効応力は、Terzaghiの有効応力の原理より、![]()
となる。なお、水中重量γ'を用いて次のように求めても良い。つづいて下層のB点の応力をそれぞれ同様に求める。
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また、水中重量により![]()
(2)水位が上層下層境界にある Case 2 の場合、
A点では水圧が作用しないので全応力=有効応力、すなわち下式となる。![]()
B点の鉛直全応力は、![]()
間隙水圧は、水深 3.0 m 分のみなので、![]()
となる。したがって有効応力は、![]()
となる。また水中重量を用いると下の通りである。![]()