2005/1/17 出題分

まずRankineの受働土圧係数Kpを求める。

式
つづいて、粗い基礎の支持力係数を下式によってそれぞれ求める。
式

ところで、表面載荷圧qsは、基礎の根入れ深さDf=2.5に おける鉛直有効応力で与えられる。

式
基礎

したがってこの基礎の極限支持力Q/Bは次式で求まる。

式
これに基礎幅を乗じた結果は次の値である。(奥行き1m当りの支持力)
式


<補足>
支持力公式をは3つの項からなっている。1項目は基礎の幅と地盤の自重が 関係し、2項目は粘着力、3項目は表面載荷の効果を考慮したものとなっている ことがわかる。
さて、計算した極限支持力が、建物にかかる鉛直力より小さい ときは地盤が破壊してしまうので、何らかの対策を行って大きな極限支持力を 得るように検討しなければならない。
どうしたら良いか?各自考えてほしい。

(公式を覚えることより、公式の持つ物理的な意味を理解できる工学的なセンスを身につけてほしい。)

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