土の単位体積重量に関するTips |
間隙比 e、含水比 w、単位体積重量 γ、飽和度
Sr、土粒子密度γs(土粒子比重Gs)
などの関係は
なかなか覚えきれないですね。そこでなるべく簡単に導く方法を示してみましょう。
ただしここでは、各物理量の定義がキチンと理解されていることが前提です。
重量の項で、 Gsγwは土粒子の単位体積重量、
また水の体積は eSr
で表わされますね。
したがって、まず土の湿潤状態の単位体積重量γt が下式のように求まります。
γt
= W/V = (Gs+e Sr)γw
/(1+e)
............(1)
(1)式において、Sr = 0 の場合が乾燥単位体積重量γd
となります。
γd
= W/V = Gsγw / (1+e)
............(2)
また、Sr = 1(100 %) の場合は飽和単位体積重量 γsat
です。
γsat
=
W/V
= (Gs+e
)γw / (1+e)
............(3)
実験などで はγd が始めに求まることが多いので、
(2)式を用いて間隙比を求めることができます。
e = Gsγw
/γd
-1 .............(4)
(5)式を(1)式に代入すると、
γt=
(1+ w)Gsγw / (1+e)
............(7)
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※メモを見ないで一通り自分で導いてみましょう。
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ρt
:湿潤密度、γt = ρt g
ρs:土粒子密度、ρs
= Gs γw
ρw:水の密度、γw=
ρw
g
g :重力加速度