(1)Rankine理論による主働土圧計算
φ=30°における主働土圧係数は、・・・・・・(1)
したがって、深さ5.0 m で生ずる水平応力は、・・・・・・(2)
となる。また、奥行き1m当りの全主働土圧(水平土圧合力)は、・・・・・・(3)
なお、変形の生じない剛な壁面に作用する水平土圧は下図のように深さ方向に直線的に増加すると仮定しているので、その合力はこのような応力分布の三角形の面積を求めれば良い。すなわち(4)式となり、(3)式はこの(4)式を展開したものにほかならない。・・・・・・(4)
(2)Coulomb理論による主働土圧係数は、下図の幾何学的な関係より次式によって求める。
・・・・・・(5)
したがって、全土圧は(3)式と同様にしてその合力を求める。・・・・・・(6)
注意!
テキストの記述に誤りがあるので訂正してほしい。
Coulombの土圧係数を求める、234ページ(9-11)式において、分母の中の1項はが正しい。したがって土圧係数を求める式は下記のとおりとなる。・・・・(7)